バズリクソンズ×ウィリアムギブスン2024年秋の新作モデル
人気の大戦モデルにブラックデニム仕様が追加!大戦モデル・デニムジャケットのBIG SIZE仕様、後ろ身頃が3分割されている「スプリット-T」仕立てモデル。
1930年代後半に、いわゆる「ファーストモデル」と呼ばれる片胸ポケット仕立てのデニムジャケットが誕生し、多くの労働者たちの間で人気のワークウェアとなりました。
1940年代、第2次世界大戦がはじまると米国国内も急激な物資不足に見舞われた。1942年1月、フランクリン・ルーズベルト大統領は戦時生産本部(War Production Board)を発足させ、軍需目的の資材・物資の調達を最優先させ、優先度の低い民間市場向け製品の生産を制限、禁止する大統領命令(いわゆる物資統制令)を下しました。
ワークウェア、ジーンズなどもその例外に漏れず、資源節約の観点から仕様・資材の簡素化を戦時生産本部より迫られ、生地の変更、各部ボタン・リベットの簡略化や省略、各部ディテイルの省略や廃止などの制約を受けることとなりました。
そして誕生したのが、「大戦モデル」と呼ばれるデニムジャケットとデニムパンツ。歴史的に見れば、物資節約のためにスペックダウン(仕様劣化)を迫られたモデルと言えますが、短い期間に作られたという希少性、独特のディテイル、当時熟練度の低い労働者によって作られていたことによる品質のバラツキがあることから、のちのヴィンテージ・デニム市場では人気を博すこととなり、マニアの間ではコレクタブルなアイテムとなっています。
このような米国の戦争の歴史とも密接に関わりを持ちながら誕生した「大戦モデル」を、本格的ミリタリークロージングブランドであるバズリクソンズが復刻再現いたしました。
注目のポイント
- スプリット-T仕立て
かつてビッグサイズのデニムジャケットでは、デニム原反の幅では後ろ身頃を1枚仕立てでは作れないので、センターで分割されている「スプリット-T」仕立てを採用していました。バズリクソンズ大戦モデル・デニムジャケットでも、サイズ46のビッグサイズではヴィンテージと同様に「スプリット-T」仕立てを再現。
- ボタン、リベット
まず目に付くのは、身頃合わせのボタンが5個→4個へと簡略化。ボタンパーツ自体も、ブランド名の刻印入り専用品から月桂樹装飾の付く汎用ドーナツボタンへと変更。
- 胸ポケット
胸ポケットに付けられていたフラップ・パーツも省略され、隅がリベットで補強されたパッチポケットがむき出しになっています。
- デニム生地
生地はザラ付き感のある13.6オンス右綾織りセルビッジデニム。ワークウェアとしての動きやすさ、耐久性、生産効率といった相反する3つの観点から見て、ちょうど良いバランスの取れた生地の厚さです。
- 各部ディテイル
パッチは鹿革製。背中側には運動性を確保するアクションプリーツ、フィット感を調整するシンチバックベルトが付きます。袖の生地の目が横使いに対して、カフス部分の生地は縦使いに配しています。着込み洗い込んで行くと、この部分には違ったアタリ感、エイジングの表情が現れて来ます。
Fabric : 13.6oz SELVEDGE DENIM/Cotton 100% (pure indigo dyed) one washed
Made in JAPAN(日本製)